【ガイアックス税金裁判】炭化水素化合物が一滴でも入っていたら課税

自動車 社会 社会

まず、裁判の争点になったのは、アルコール成分が全体の50%を超すガイアックスが、地方税法上の炭化水素油に相当するかどうかという点。

原告側は「規定は“炭化水素化合物を主成分”と解釈するのが妥当」とし「アルコール系燃料の普及に危機感を抱いた石油業界がガイアックスに課税するよう自治省(当時)に圧力をかけ、それに負けた自治省が各地方自治体に課税を行うよう指導したのが実態。このような行為はとうてい許されるべきものではない」と主張。

対する被告(東京立川税事務所)は、「炭化水素化合物の含有割合が50%に満たないものも含まれる」と反論していた。判決では「規定は“炭化水素とその他の物との混合物”と規定しているだけで、混合割合を何ら限定しているものではない」と、アルコール分が50%を超えるガイアックスも炭化水素油であり、課税対象となるとの判断を示した。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  3. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…10月の試乗記ベスト5
  4. モチーフはピックアップトラック、『ジムニーシエラ/ノマド』用の新型フェイスキット「CH:AMP」が登場
  5. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る