酒酔い運転でなく、殺人目的? スーパーマーケット突入事故で新事実発覚

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今月14日未明、東京都新宿区歌舞伎町で暴走車が道路沿いのスーパーに突っ込み、5人が重軽傷を負った事故が起きたが、このクルマを運転し、現在も逃走中の男が「事故を故意に起こした可能性が高くなった」と、警視庁が23日明らかにした。

この事故は今月14日の午前0時ごろに発生した。新宿区歌舞伎町2丁目付近の都道を走ってきたクルマが道路沿いにあるスーパーマーケットに突っ込んだというもの。歩道を歩いていた男性2人が重傷を負い、スーパー店内にいた別の男性3人が軽傷を負った。

その後、クルマは現場から逃走。およそ1km走ったところでさらに接触事故を起こした。この際、運転していた男はクルマを捨てて逃走。最初の衝突事故で足を折る重傷を負い、身動きが取れなくなっていた助手席の男を取り押さえた。

助手席の男が「酒を飲んだ帰りに事故を起こした」と供述していたため、当初は飲酒運転による事故と考えられていたが、その後の調べで意外な事実が発覚した。

事故の直前、歩道でクルマにはねられて重傷を負った外国籍の男性は現場近くの飲食店で日本人の男トラブルとなっていたことがわかった。双方はその後別れたが、クルマを運転していた男と、飲食店でトラブルを起こした男が似ていたことが目撃証言から判明した。

また、スーパーにクルマが突入する様子を目撃した別の人が「クルマは歩道を歩いていた外国人男性に向かって真っ直ぐ突っ込んでいったように見えた」と証言していることから、警察では「クルマを運転していた男が最初からこの外国籍の男性に危害を与える目的で事故を起こした可能性がある」と判断。傷害や殺人未遂の疑いで逃げた男の足取りを追っている。

《石田真一》

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