言い逃れは許しません---運転者が誰かわからない…には家宅捜索で対処

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兵庫県警は23日、速度違反を起こしながら、「複数の社員が運転しているために誰がやったかわからない」として、警察からの呼び出しに応じなかった運送会社など5社に対し、道路交通法違反(速度超過)での家宅捜索を実施したことを明らかにした。

今回捜索が行われたのは運送会社を中心とした5社の8事業所。兵庫県警・交通捜査課の調べによると、この5社はオービス(速度違反自動取締機)によって違反を摘発されたにも関わらず、警察からの出頭要請をことごとく無視。警察が再三に渡って要求した際にも「複数の社員が交代で乗っているので誰がやったかわからない」、「運転者が地方に出ており、いつ戻るか不明」、「他の会社にクルマを貸すこともある」などと回答し、呼び出しには一度も応じてこなかった。

このため、警察では運転日報や業務日誌などから運転者を特定することを目的に、道交法違反容疑での家宅捜索を実施。これらの会社から資料などを押収した。押収資料を分析し、違反当日に運転が確認されたドライバーを個別に呼ぶという。

兵庫県警では同様に出頭拒否を続ける100社あまりについても、今後は厳しく対処する方針。

《石田真一》

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