【新聞ウォッチ】奥田会長「ベアゼロ」宣言に優るホンダ吉野社長の英断

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【新聞ウォッチ】奥田会長「ベアゼロ」宣言に優るホンダ吉野社長の英断
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年1月27日付

●世界同時、ネット障害「ワーム型」と判明、瞬時に増殖・猛威、サーバー15-20万感染(読売・1、3面)

●車、ITSつながる動く情報基地(朝日・9面)

●論点、消費税引き上げは必要か奥田碩・日本経団連会長ほか(毎日・4面)

●田村亮子選手=トヨタ自動車婚約会見(産経・3面)

●フィアット名誉会長死去閉鎖的イタリア経済終焉の象徴(日経・14面)

●大学生就職希望ランキング総合1位ソニー、2位JTB、3位トヨタ(日経・別刷広告特集)

ひとくちコメント

日経が昨年10月から12月にかけて、全国の2004年春卒業予定の大学生3371人(有効回答数)を対象に就職希望調査を実施した。きょうの日経・別刷広告特集にその回答結果が掲載されている。それによると、総合1位は前年の3位から2年ぶりに返り咲いたソニーで、2位はJTB(前年4位)、3位はトヨタ自動車だった。

トヨタの前年順位が7位だから大健闘。もっとも、理科系学生だけに絞ると総合10位のホンダ(同11位)が3位に食い込み、トヨタは4位となっている。僅差ではあるが、技術系ではホンダの人気のほうが上回っている。

そのホンダは、年齢に応じて給与が上がる定期昇給制度を廃止し、仕事の評価などで支給額を変える成果主義的な賃金制度を非管理職(組合員)まで実施することを決めた。25日付の日経などが報じていたが、トヨタの奥田碩会長が「ベアゼロ」宣言をしたことで、従来の労使の慣習に風穴をあけたとみられているが、「定昇廃止」を決めたホンダの吉野浩行社長は、さらにその先を行く“英断”と言えるだろう。

《福田俊之》

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