【トヨタ『ウィッシュ』発表】スライドドアとデザインとの関係

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【トヨタ『ウィッシュ』発表】スライドドアとデザインとの関係
【トヨタ『ウィッシュ』発表】スライドドアとデザインとの関係 全 3 枚 拡大写真

トヨタ『ウィッシュ』より大型、2.0リットルクラスのピープルムーバーはリアドアにスライドドアが装備されている車種が人気だ。また小型のクラスのミニバンでもリア・スライドドアを装備するものがある。ウィッシュではリア・スライドドアの可能性はなかったのか。

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第2トヨタデザイン部の大島誠部長は次のように解説する。「まずデザイナーの立場で言わせてもらうと、スライドドアだと車体後半を絞り込むことができません。また側面にスライドレールを設けるので、面の造形に表情を出しにくくなります。さらに重量もかさみます」。つまりスライドドアだとウィッシュのめざす“軽快感”がスタイリングでも走りでも実現できないという。

「ただしCピラー(リアドアとリアクォーター・ウィンドウとの間の柱)を垂直寄りに立てて、3列目シートへのアクセスを充分に確保しています。3列シートを装備する車種の中では最良の部類ではないでしょうか」

大島部長は続ける。「いっぽうCピラーをここまで立てると、Dピラーとスタイリング上の整合性が悪くなります」。車体下半分から屋根を支える柱をピラーといい、前から順にAピラー、Bピラー……とよぶ。各ピラーを上方に延長した線が一点で交わると、全体が整ったデザインになる。ウィッシュの場合Cピラーが立ち過ぎているのだ。「そこで黒く塗って、Cピラーを目立たないようにし、全体として違和感の少ないようにしました」と大島部長。

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《高木啓》

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