廃タイヤを使った舗装道路、30日から通行開始

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廃タイヤを使った舗装道路、30日から通行開始
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国土交通省・三重工事事務所は28日、国道23号線(通称:中勢バイパス)の一部区間に砕いた廃タイヤを利用した「多孔質弾性舗装」と呼ばれる新しい舗装を施し、30日から一般車両を通行させることを明らかにした。今後10年間、騒音や排水性などのデータ収集を行う予定。

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これは廃タイヤやペットボトルなどを細かく砕いてチップ化し、ウレタン樹脂で固めた状態で路面に敷き詰めていくというもの。国土交通省とタイヤメーカーなどが「廃タイヤのリサイクル促進」のために共同で研究・開発を進めてきた。道路用舗装としてはアスファルト方式を使ったものが一般的だが、多孔質弾性舗装の方がアスファルト方式よりも粒子が粗く、排水性に優れている。また、材質そのものが柔らかく、振動を吸収する作用があるため、低騒音性という面でもアスファルトより優れているという。

今回はテストケースということもあり、2種類の舗装を試すことになっている。ひとつはオーツタイヤと東海ゴムが中心になって開発したもので、メーカーで予め製造したゴムパネルを路面に敷き詰め、接着剤で貼り付けるというもの。もうひとつは横浜ゴムが開発したもので、現場で加熱したゴムを散布し、ローラーで平坦化するという、アスファルト方式と似通った工法のもの。いずれもアスファルト方式のものと比べ、10db前後の騒音低減につながる。

現状はテスト段階のため、施工コストはアスファルト方式の10倍近くになってしまうが、普及すれば従来並みのコストに近づくのではないかとみられている。津市内の一部区間でこの舗装を使用し、30日から一般車両を通行させる。今後10年間、耐久性や排水性、騒音レベルなどのデータ収集を進めつつ、他の場所にも施工していくとしている。

《石田真一》

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