【日産『ティアナ』誕生】ダイナミズムが際立つ欧州車的スタイリング
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居住性を重視したためにロングホイールベースとなったティアナだが、カンナで削ったかのような大胆な面構成のためか、切れの良さを感じさせる。
フロントビューは緻密感を強調し、ダブルアーチをモチーフにした大型グリルを採用している。縦二段式のヘッドライトは、スバル『レガシィ』やオペル『ベクトラ』で使われた例があり、だんだんと一般化してきた感がある。しかし、ティアナのそれはスッキリとしており、日本的な面立ちになった。
リアビューもスッキリとした印象だ。リアコンビネーションランプにはすりガラス処理を施し、インナーレンズ面には小さな発光部を散りばめてある。後方から直視した場合でも、ふわっと光り、目に優しい。
《石田真一》