回避時間ゼロ---カーブで突然止まった大型トラックに後続車が多重衝突

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3日早朝、福岡県北九州市小倉南区内の九州自動車道下り線で、接触事故を起こして追い越し車線上に停車した大型トラックに後続車4台が次々と突っ込むという多重衝突事故が起きた。この事故で最初に停止したトラックと、後続のトラックに挟まれる形となったワゴン車のドライバー1人が死亡している。

福岡県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは3日の午前6時20分ごろだという。北九州市小倉南区吉田の九州自動車道下り線を走っていた大型トラックが追い越し車線を走行中、左カーブを直進し、中央分離帯の植栽に接触するという単独事故を起こした。

トラックがそのまま追い越し車線上で停車していたところ、後続のクルマ4台が避けることの出来ないまま追突した。この事故で最初に停止したトラックと、後続のトラックの間に挟まれ、押し潰される形となったワゴン車を運転していた60歳の男性が死亡。他のクルマの6人も重軽傷を負った。

現場は緩やかな左カーブだが、最初に単独事故を起こしたトラックはカーブを曲がらずに直進するような形で植栽に接触しており、警察では居眠り運転の可能性もあるとみて、このトラックの運転手から事故当時の詳しい事情を聞いている。また、今回の現場ではカーブが続いていたため、後続車からは停止したトラックの姿が見えにくく、これが事故を拡大させる要因のひとつになった。

《石田真一》

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