窃盗容疑者が検問3カ所を強引に突破、警官1人が巻き添えで重傷

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5日未明、検問を突破した乗用車がこれを阻止しようとしたパトカーに衝突した。パトカーは衝突の弾みで大破。パトカーの近くにいた白石署・地域課の巡査部長に破片などが当たり、この巡査部長が腰椎などを折る重傷を負った。警察では乗用車に乗っていた男女2人を公務執行妨害の現行犯で逮捕した。

佐賀県警・白石署の調べによると、事故が起きたのは5日の午前2時20分ごろだという。同日に武雄市内のホテルで窃盗事件が発生し、この事件の容疑者を発見するために行われていた検問のうち2カ所を容疑車両が突破。佐賀県警は3カ所の検問を白石町と大町町の境界付近に設置。パトカー数台で道路を塞ぎ、容疑車両の逃走を全力阻止しようとした。

容疑車両は他のパトカーに追走される形で現れたが、減速しない状態で検問を突破。道路を塞いでいたパトカーに激突した。パトカーは衝突した弾みで運転席近くを中心に大破。この際に飛び散った部品や車体の一部が近くに立っていた白石署・地域課に所属する56歳の巡査部長の腰を直撃した。巡査部長は腰椎などを折る大けがを負った。

容疑車両はそのままさらに2kmほど逃走したが、途中でカーブを逸脱して路外に転落。徒歩で逃げようとしたところを追跡した警官に取り押さえられ、公務執行妨害の現行犯で逮捕されている。

逮捕されたのは42歳の男と、容疑車両に同乗していた女。2人とも完全黙秘をしており、容疑事実すら認めていない。警察では今後、警察官に対する傷害容疑でも2人を厳しく追及する方針。

《石田真一》

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