ルイ・ヴィトンが伝説の配送トラックを時計に再解釈、1032万9000円…ダイヤを散りばめた「プレシャスモデル」も

「ルイ・ヴィトン カミオネット」
「ルイ・ヴィトン カミオネット」全 14 枚

ルイ・ヴィトンのウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が、20世紀初頭に活躍していた伝説的な配送トラックをモチーフにした新作タイムピース「ルイ・ヴィトン カミオネット」を発表した。

【画像全14枚】

2024年に発表されたミニチュアの熱気球を模したタイムオブジェ「モンゴルフィエール」に続く作品で、メゾンの歴史的な配送トラックがウォッチメイキングのマスターピースへと昇華された。

当時のトラックは、荷台にトランクを積み、アニエールのアトリエとメゾンの顧客や店舗の間を行き来していた。アーティスティック・ディレクターのマチュー・エジ氏は「メゾンの黎明期のストーリーを伝える伝説的な車両のオリジナルの外観を讃えたいと考えた。旅の象徴はあらゆる場所に息づいており、本作は想像力を掻き立て、子供時代の境界のない魔法のようなファンタジーの世界へ誘う」と語る。

極めて軽量かつ丈夫なアルミニウム製の車体は、サフランとブルーからなるメゾンのアイコニックなカラーが特徴。モノグラム・フラワーがあしらわれたボンネットや、鮮烈なブルーのLVロゴがきらめくシルバーのラジエーター、そしてモノグラム・フラワーで繊細に装飾されたホイールには、ルイ・ヴィトンのエッセンスがさりげなく表現されている。

タイヤにはLVシグネチャーが刻印されており、あらゆる旅路において象徴的にその足跡を刻む。「LV 1854」のナンバープレートはメゾンの創業年を示し、この壮大な冒険の揺るぎない出発点を想起させる。

ルイ・ヴィトンのサヴォアフェール(匠の技)が織り成すこのシンフォニーは、ムーブメントを車両の中心に配置することで詩的な魅力を強めている。自動車とウォッチメイキングの世界の類い稀な出会いの中で、従来はドライバー専用だった車両のキャビンに、ムーブメントのバランスホイールを収納。力強さと精度が調和した錬金術によって、このタイムピースに命を吹き込む躍動的な機械の心臓部となっている。

再解釈されたキャビンから、このインビジブルなバランスホイールが時刻表示を指揮する。時分表示は、それぞれが独自の速度で回転する、パッド・プリントの数字を配した2つの回転シリンダーが担当。これらのディスクは、通常トラックのエンジンが搭載される「カミオネット」のボンネット下に巧みに取付けられている。また、窓と天井にあしらわれた4つの透明パネルを通して、運転席キャビン中央の脱進機を見ることができる。

このスイス製の機械式ムーブメントは、唯一無二のコラボレーションから生まれたもので、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」のためにレペ1839によって丹念に設計・製造された。本モデルのために特別に開発され、218の部品と8日間のパワーリザーブを誇る。

この歴史的なトラックの本来の役割と、時計として生まれ変わった姿との共通点を顕著に示すもう1つの極めて繊細なディテールが、荷台に収められたミニチュアのモノグラム・トランク。車両のスケールに合わせて驚くほどリアルに再現されている。ここではトランク本来の目的である旅のための貴重な品々を運び、届けるという役割を果たしている。

トランクを開けると現れるサプライズ。ルイ・ヴィトンのシグネチャーがあしらわれたキーは、メゾンのアイコニックなトランクの金具を彷彿させるシルエットで、単なる装飾品という役割を超え、「カミオネット」の鼓動する心臓に命を吹き込む存在。ムーブメントの時刻合わせと巻き上げを可能にし、歴史的な車両のエンジンを目覚めさせた往年の手回しクランクを想起させる詩的なディテールだ。

15点限定となる非常に貴重な「ルイ・ヴィトン カミオネット」にも、アルチザンたちの精巧な職人技が注ぎ込まれている。メゾンのDNAを讃えるエンブレマティックなコードが、素材とサヴォアフェールに対する精緻な作業によって昇華され、まるで過去と未来を結ぶ黄金の糸のように、機械工学と卓越したジュエリーとの間に特別な絆を紡ぎ出している。

「ルイ・ヴィトン カミオネット」をゴールドカラーのメタルで表現したこのプレシャスなモデルは、ジュエリーにインスパイアされた独創的な提案を生み出している。ボンネットにきらめく0.5カラットのLVモノグラムスターカットダイヤモンドは、「カミオネット」の旅路を導き、スノーセッティングのダイヤモンドとゴールドカラーのルイ・ヴィトン シグネチャーをあしらったラジエーターグリルの上空でまばゆい光を放つ星座のよう。また、トラックのヘッドライトにも輝く瞳のようなラウンドダイヤモンドがあしらわれている。「カミオネット」の後部には、20個の貴重なレッドとオレンジのバゲットカットサファイアで構成されたテールライトを配置した。

手作業による精巧なギョーシェ彫りで表現されたメゾンのエンブレマティックなダミエ・パターンにダイヤモンドを散りばめた装飾は、トラックの側面に記された象徴的なアドレスを強調。完成までに15時間もの作業を要するギョーシェ彫りが、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」のアルチザンたちの比類なき熟練の技を物語る。

このプレシャスなモデルを収めるために特注された輸送用ケースも、コンテナ(容器)とコンテンツ(内容物)の間の遊び心ある対比を継承。メゾンのアイコニックなモノグラム・キャンバスをまとったトロフィー・トランクの形を採用している。

この非凡で繊細なディテールを極めた新作は、ルイ・ヴィトンが「タイム・オブジェ」コレクションに加える傑作。これらは、機械式ムーブメントによって命を吹き込まれた唯一無二の世界観を持つ稀少な作品として、新たな美学と職人によるサヴォアフェールの無限の探求を可能にする。

単なるタイムピースという枠組みを超えたそれぞれの作品は、真のアートピースとして、ルイ・ヴィトンのヘリテージを語る貴重なエッセンスをコレクターに届ける。メゾンが追求する「旅の真髄(こころ)」を体現している「ルイ・ヴィトン カミオネット」。常に動き続けるその姿はまた、先見的なスピリットを通して、かつての実用品がいかにしてメゾンを象徴するアイコンへと変貌を遂げたのかを語りかける。

アニエールのアトリエでの誕生から「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」による現代的な解釈まで、「ルイ・ヴィトン カミオネット」は、行く先々で夢と感動を届けながら、その旅を忠実に追い求め、陽気に走り続ける。これは単なるタイムピースではない。イマジネーションへの扉であり、時の流れと終わりなき旅への永遠の賛歌という。

「ルイ・ヴィトン カミオネット」の価格は1032万9000円(税込)。ムーブメントはレペ1839製のキャリバーMV.7417/101で、手巻き機械式。時分表示機能を持ち、8日間のパワーリザーブを誇る。振動数は1万8000回/時、石数は21。

トラックはサフランとブルーカラーのアルミニウムとスティール製で、ラバー製タイヤ、スティール製の巻き上げキーを備える。部品数は215個。ミニチュアトランクはモノグラム・キャンバス、真鍮、ウッド製。サイズは高さ18cm、横35.3cm、重さ7kg。

プレシャスモデルは、ダイヤモンドと手作業によるダミエ・パターンのギョーシェ装飾を施したゴールドカラーのメタル製。ラウンドカットダイヤモンド1695個(合計41.44カラット)、LVモノグラムスターカットダイヤモンド1個(0.51カラット)、オレンジサファイアとレッドサファイア各10個ずつ(合計1.64カラット)を使用している。

《森脇稔》

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