兵庫県警は13日、徳島県内でクルマを盗難し、本州方面にクルマを持ち去ろうとしたとして、大阪府在住の少年5人(15−18歳)を窃盗容疑で逮捕し、逃走している3人の逮捕状を取って行方を追っていることを明らかにした。
兵庫県警・須磨署の調べによると、逮捕された5人を含む8人の少年グループは、暴走行為に使うバイクを盗む目的で大阪府堺市から徳島県内に遠征。今年1月15日に徳島市内でバイク3台を盗んだ後、自分たちの移動用に使うクルマ1台も盗み、再び本州本面に戻ろうとした。
ところが類似事件が続発していることから、徳島県警から盗難手配の連絡を受けた兵庫県警が明石海峡大橋にパトカーを配置。荷台にバイク3台を載せるなどしていた不審な軽自動車を発見し、職務質問を実施しようとした。
ところが、軽自動車と後方のクルマがパトカーに体当たりするなどして逃走を開始したが、途中で後方のクルマが運転を誤って横転。こちらのクルマに乗っていた5人を逮捕したが、軽自動車の2人を含む3人は今も逃走を続けているという。
警察では慎重に捜査を続けてきたが、逮捕された5人の乗ったクルマが盗難車と確認できことから窃盗容疑を適用し、逮捕したという。
現在も残る3人の行方を追っているが、5人は「知らない」と黙秘を続けている。