ヘッドライトは早めに点灯しましょう---兵庫県警が大規模な社会実験を実施

自動車 社会 社会

兵庫県警は19日、神戸市内の国道2号線で交通情報案内板を使い、ドライバーに早めのヘッドライト点灯を呼びかける社会実験を18日に行ったと発表した。上下線で表示内容を変えて、ドライバーがどのような行動をするのかを探るのが狙い。

視界が急速的に失われる日没前は交通事故が多発する時間帯で、死亡事故の約3割は日没時間帯を含む午後4時から午後7時までに集中している。このために兵庫県警では昨年秋から県内の企業などに対して「ヘッドライトの早め点灯」を呼びかけてきた。

ところが協力に応じた企業からの反応は悪く、「いつ点灯していいのかわからない」、「周囲のクルマから消し忘れだと思われる」、「早めに点灯する意義がわからない」などの声が上がっていた。県警が非公式に点灯台数をチェックしたところ、日没前から点灯しているクルマの大半は、すでに昼間点灯を実施しているバスやタクシー、大手運送会社の配送車両などごくわずかで、一般ドライバーが点灯しているケースは稀だった。

18日に行われた大規模実験は神戸市中央区の国道2号線を使って行われ、普段は渋滞情報を表示する電光案内板に「ライト点灯時間です。ライトをつけましょう」というメッセージを午後5時から掲示した。掲示されるのは一方向のみで、メッセージを掲示しない側との点灯状況の違いを調べた。

集計結果は今月末までに出る予定で、この結果を元に次の実験を来月初旬を目標に行う方針。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  2. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  3. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  4. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  5. ポルシェ『911 GT3ツーリング』、コロンビアの熱帯雨林をテーマにした「オセロット」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る