競技中は保険免責---だったら一般道で事故ったことにしてしまえ!!

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北海道警は23日、カーレースの競技中に起こした事故を「一般道路で単独事故を起こした」と偽り、保険会社から修理代として約60万円を騙し取っていた32歳の男を詐欺容疑で逮捕したことを明らかにした。過去に同様の詐欺事件が起きていたことから、保険会社が記録を調べた結果、疑惑が浮上した。

北海道警・新得署の調べによると、この男は2001年5月27日、十勝支庁更別村の十勝インターナショナルスピードウェイで競技走行中、コースアウトした際に車体前部を破損させた。男は自分の契約していた自動車保険から修理代を捻出しようと偽装事故を計画。契約する保険会社に「鹿追町の道道で道路脇にぶつかった」と申告し、車両保険金として約60万円を不正に受け取っていた。

保険会社が事故現場の調査を行ったところ、現場には事故が起きた痕跡がなく、警察の方でも事故の発生を確認していないことがわかった。過去にもレース中に起きた事故を一般の交通事故と偽装するケースがあったことから、警察と保険会社がレースの記録を調べたところ、この男のクルマが競技走行中に車体前部を破損させていたことが判明。しかもその部位が保険修理した場所と同じであることがわかった。このため、男を警察に呼んで任意で取り調べを行っていたところ、事故を偽装して申告していたことが判明したため、詐欺容疑で逮捕することとなった。

《石田真一》

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