【春闘2003】意外や! 難航中---ホンダの一時金交渉

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【春闘2003】意外や! 難航中---ホンダの一時金交渉
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大手3社のなかで、ホンダの一時金交渉(要求6.5カ月分)が難航している。日産自動車がベアを含む賃上げと一時金で早々と満額決着、トヨタ自動車も一時金が満額回答の方向になったため、この2社同様に03年3月期連結決算が過去最高のホンダもスンナリと行きそうだっのだが……。

その背景をホンダ幹部は「過去最高の決算は連結での話しで、単独の業績はそうでない」と説明する。ホンダの労使交渉での業績判断は「単独決算が基本」となるため、過去最高の要求に経営側が難色を示しているというのだ。確かに今3月期の単独決算は経常利益が増益となるものの最高だった99年3月期には及ばず、営業利益は減益となる。

また、国内4輪車販売についても当初の計画から修正されて90万台に引き下げられており、経営側から見れば「過去最高の一時金とする理由付けに問題がある」(別の幹部)となる。ホンダの昨年の一時金は過去最高の6.3カ月分だったが、今回はそれに0.2カ月分上乗せした。12日の回答日までギリギリの交渉が予想される。

《レスポンス編集部》

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