交通事故の加害者が集団自殺か

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5日午後、三重県津市の長谷山8合目付近の山道で、窓に目張りをした乗用車が止まっているのを近所の男性が発見した。車内には3人の男女が倒れており、通報を受けた警察官が駆けつけた際には死亡していた。車内から練炭が入った七輪が発見されていることから、警察では自殺とみている。

三重県警・津署の調べによると、事件が起きたのは5日の午後1時ごろだという。津市片田長谷町の長谷山8合目付近の山道で、窓に目張りをした不審な乗用車が止まっているのを近所に住む住民が発見。すぐに110番通報した。通報を受けた津署員が駆けつけ、車内を確認したところ、中には3人の若い男女が倒れており、すでに死亡していた。

車内からは練炭が入った七輪、ノートパソコン、遺書などが見つかっており、警察は3人が集団自殺したものと判断した。死因は一酸化炭素中毒とみられている。後の調べでこの3人は住んでいるところがバラバラで互いの接点もないことが判明。車内から見つかったパソコンの記録から、インターネット上に展開する自殺志願者の掲示板で知り合った可能性が高くなった。

死亡した3人のうち、2人はそれぞれが別に起こした交通事故で相手を負傷させ、補償交渉も難航していたという。警察では自殺志願者の集まる掲示板で互いの境遇を話し合ううち、一緒に自殺する考えに至ったのではないかとみて、3人の家族などから自殺するに至る動機などを聞いていく方針だという。

《石田真一》

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