「眠れていますか?」---神戸市交通局、健康診断にSASを追加

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神戸市交通局は7日、市バスと地下鉄の乗務員を対象に年2回行っている定期健康診断で、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査を実施することを決めた。今年6月の診断から検査メニューに加え、医師が問診する形で症状を探る。

これは先月26日、JR西日本で山陽新幹線の運転を担当する33歳の運転士が乗務中に居眠りを起こし、岡山駅停車の際に列車非常停止装置が作動。正規の停止位置よりも30m手前に止まった事故がきっかけとなった。この運転士は後に睡眠時無呼吸症候群(SAS)だということが明らかになったが、この症状が悪化してくると睡眠が浅くなり、単調なリズムの仕事を続けた場合には居眠り常態に陥ることが指摘されている。

SAS症状の人は意外に多いという医師からの指摘もあることから、神戸市交通局では年2回実施している定期健康診断にSAS症状を調べるための問診を追加。ここでSAS症状があると確認された場合には、専門医の治療を受けるように促すとしている。

対象となるのは、市バスや地下鉄の乗務員およそ1100人。勤務に入る前の点呼でも睡眠の状況を自己申告させることを徹底させていくとしている。

《石田真一》

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