【新型トヨタ『ハリアー』】デザイナーズトーク……大きくないのがいいことだ

自動車 ニューモデル 新型車
【新型トヨタ『ハリアー』】デザイナーズトーク……大きくないのがいいことだ
【新型トヨタ『ハリアー』】デザイナーズトーク……大きくないのがいいことだ 全 5 枚 拡大写真

さる6日、トヨタ自動車が主催する「デザイナーズトーク」が東京臨海新都心のトヨタデザインMEGAWEBスタジオで開催された。テーマは新型『ハリアー』。

【画像全5枚】

開発ストーリーをプレゼンテーションしたのは、新型ハリアーのデザインをまとめた市川巧デザイナーと、市川のサブをつとめ開発終盤にチーフとなった高遠秀典デザイナーの2名。司会進行はグローバルデザイン企画室の布垣直昭主査、さらに司会も兼ねたゲストスピーカーに、アメリカ出身の工業デザイナーで自動車ジャーナリストとしても健筆をふるうボブ・スリーヴァ氏。

市川:エクステリアの初期段階では本社の市川スタジオ、カリフォルニアのCALTYスタジオ、ヨーロッパのED2スタジオの、3案の競作となり、企画提案会議で本社案が採用された。たいていは、この時点では1案にしぼりきれないのだが、本社案で行くことになった。

高遠:ダントツの評価だった。ここで他の案が選ばれると他人のアイデアを量産化のために熟成しなければならない。それはいやだ(笑)。

スリーヴァ:アメリカのスタイリング傾向は2通りあって、実際より大きく見せようとするマッチョな傾向、そして大きさを強調しない洗練された傾向だ。ハリアーは後者の方向性だ。Dピラー(車体側面で後端の窓枠)を寝かせると車体は小さく見える。これは先見の明があった。いまアメリカでは転倒問題などもあり、SUVバッシングがおこっているから。

高遠:アメリカだとこのコンパクトさがいいと評価される。

スリーヴァ:先代が成功すると後継のデザインは難しいのだが、新型ハリアーは思いきってデザインされている。

市川:やりたいことをやってデザインを変えた。ただし先代を学んだ上での破壊だ。

●こういうことなのか! メールマガジン「デイリーニュースランキング」では毎日の記事の中からオートアスキー編集部が選んだおすすめ記事をランキングにしてお届け。自動車業界のトレンドをウォッチング!---

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. VW『ゴルフ』復権へ、Mk. 9は完全電動化! ところがエンジン搭載バージョンも?
  2. 「デザイナー天才」とSNSで話題! 熱帯雨林モチーフのポルシェ“オセロット”発表「内装の作り込みがすごい」
  3. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
  4. 【クルマら部】クルマ愛クイズ!「ジャパンモビリティショー2025」に関する第2弾、全4問!
  5. 米トヨタのミニバン『シエナ』、新色「ヘビーメタル」と新装備採用…約620万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る