三菱自動車工業が26日発表した2月の実績によると、国内生産台数が4カ月ぶりのマイナスになった。国内販売が10%近く減少したほか、輸出の伸びも北米向けの減少で、低下したことが要因。
2月の国内生産台数は、前の年の同じ月にくらべ9.6%減の6万5513台だった。国内販売は、登録車が新型車『コルト』の投入により前年同月にくらべ25.8%の増加となったものの、『eKワゴン』の反動減が大きく、軽の販売が大きく減少した。
輸出は前年同月にくらべ14.9%増の3万1771台と11カ月連続で減少した。地域別では、アジア、欧州向けが増加したが、北米は減少。米国メーカーによる、ゼロ金利政策の影響を受けた。海外生産は、アジア・欧州生産が増加し、同18.8%増の7万3605台と2カ月連続のプラスになった。