【新聞ウォッチ】4-6月の自動車業界は曇り空「イラク戦争の波及を警戒」

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年3月31日付

●イラク戦争、首都攻略数週間待機も、米英地上軍増派合流にらむ(読売・1面ほか)

●あすからこう変わる、郵政公社もスタート(読売・1面)

●軽自動車販売網、三菱自工が整理(読売・10面)

●暴走族対警察・自治体、広がる罰則付条例(毎日・26面)

●底はう景気、広がる不安、縮む企業、弱い投資、「車齢」最長に(日経・1面)

●米フォード、高級車部門の決算を公開(日経・5面)

●高額ハイカ、額面より高値も、金券店、公団の販売停止で(日経・19面)

●主要30業種、4-6月の動き自動車は北米市場前年割れ(日経・26、27面)

●ITS、道路交通に情報技術実用化へ実験進む(日経・42面)

ひとくちコメント

年度替わりの節目を迎え、きょうの読売などの各紙にも「あすから、こう変わる」というタイトルで、新年度からの暮らし・社会の変化などを紹介した特集記事を掲載している。

日経は主要30業種の景気動向を取り上げているが、比較的業績好調の自動車業界も「イラク戦争の波及を警戒する」としており、宗国旨英・自工会会長も「戦争が長期化すれば世界経済への痛みは避けられない」とみている。

また、乗用車の登録後の経過年数を示す「車齢」が、10年前に比べ1.7年も伸びて6.2年と過去最長となったことも懸念材料のひとつと判断している。景気予測でも「小型車は好調だが、ミニバン人気に息切れ感」とし、薄曇りから本格的な曇り空になる模様だ。

イラク戦争が勃発する前は、「短期で終結すれば好転する」という楽観論もあったが、長期化は避けられず不透明感が増している。

《福田俊之》

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