2004年には年15万台に拡大---トヨタの中国生産

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車の白水宏典副社長は9日、中国・第一汽車との共同生産に関する記者会見で、新たに加わる『カローラ』などが立ち上がる2004年の中国生産は年15万台規模に拡大する見通しを明らかにした。05年には『クラウン』(当初年5万台)も生産開始するため、同年には20万台水準になり、トヨタの中国事業は一気に加速する。

トヨタは昨年9月から第一汽車グループとの合弁会社である天津豊田で小型セダン『ヴィオス』の生産を開始した。同モデルは販売好調であり「現在、9月生産分まで予約が決まっている」(一汽の竺延風総経理)という。このため、今月から生産能力を倍増させ、年6万台規模に拡大させた。

トヨタは2010年までに中国市場で10%のシェア獲得を目標にしている。ただ、市場の伸びが急速であるため、トヨタの生産も一段と拡大させる必要がある。豊田章男常務は「市場が想定より拡大しても、シェア10%を目指したい」と、今後の生産拡大に意欲を示した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  4. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
  5. マツダの新型SUV『EZ-60』すでに4万台の予約殺到! SNSでは「マツダ復権か??」「日本でも売るべき」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る