「再発性が高い」として、泥酔状態でひき逃げ事故を起こした教師を懲戒免職

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岩手県教育委員会は21日、常習的に飲酒運転を繰り返し、3月下旬に泥酔状態で軽傷ひき逃げ事故を起こした34歳の養護学校教諭を同日付けで懲戒免職処分としたことを明らかにした。他にも教育事務所勤務の事務職員1人が飲酒運転絡みで4カ月間の停職処分を受けている。

懲戒免職処分となった養護学校の教諭は3月26日の朝、勤務先への出勤途中に泥酔状態のままクルマを運転。花巻市内の県道で自転車に乗っていた16歳女性の後方からドアミラーを接触させるという事故を起こした。女性は接触した際、前に押し出されるように転倒したが、クルマはそのまま走り去っていた。

勤務先で二日酔い症状を感じた教諭は有給休暇を取得して1時間後に帰宅。その帰宅中に事故現場を通りかかった際、ひき逃げの容疑車両を探していた一斉検問で飲酒運転の摘発を受けた。呼気からは0.8ミリグラム超という検査機限界まで達するアルコールを検出。接触事故を起こした際に現場で落としたドアミラーが、この男のクルマのものと一致したため、道路交通法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕。28日には業務上過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)容疑で再逮捕されていた。その後、この教諭は略式起訴され、花巻簡裁は罰金40万円の略式命令を言い渡している。

岩手県教委では「少なくとも二度の飲酒運転摘発歴があり、再発性が高い」として懲戒免職処分の実施を決めた。

《石田真一》

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