3人乗り原付バイク、信号無視から乗用車同士の衝突に発展

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22日未明、群馬県高崎市で、パトカーに追跡されていた原付バイクが赤信号を無視して交差点に進入し、左方向から来た乗用車と衝突する事故が起きた。また、この乗用車は回避しようとした際に対向車線を走っていた別のクルマと衝突している。この事故で原付バイクの1人が死亡、もう1人が重傷。乗用車同士の衝突で1人が重傷となっている。

群馬県警・高崎署の調べによると、事故が発生する10分ほど前の午前1時ごろ、高崎市内をパトロール中の同署パトカーが高崎市高松町で3人乗りの原付バイクが信号無視しているところを発見、追跡を開始した。バトカーは原付バイクを追跡したが、逃走のスピードが速く、3人乗りという不安定な状態のバイクを追跡することは事故につながると判断。400mほど追いかけた段階で追跡を中止した。

だが、バイクはそのままかなりの速度で逃げ続け、午前1時10分ごろに高崎市請地町で赤信号を無視して県道交差点に進入した際、左側から走ってきた乗用車が側面から衝突。乗っていた2人がそのまま路上に投げ出された。原付バイクと衝突した乗用車は対向車線側に回避したが、今度は別のクルマと正面衝突を起こし、助手席側に乗っていた29歳の男性が胸を強打する重傷を負った。

原付バイクに乗っていた少年のうち、運転していたとみられる15歳の少年が頭などを強く打って即死。同乗していた16歳の少年は足首の骨を折る重傷を負った。死亡した少年と重傷を負った少年は共に無免許で、しかもヘルメットを着用していなかった。原付バイクにはもう1人の少年が乗っていたとみられるが、現場から逃走したのか行方不明となっている。

高崎署では「パトカーは400mほど走っただけで追跡を中止している。今回のような事故に発展することは想定外だった」とコメントしている。

《石田真一》

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