日野、タイで製造・販売を分離

自動車 ビジネス 企業動向

日野自動車は23日、タイの製造販売会社、日野自動車(泰国、HMT)から製造部門を分離し、新たに製造会社「日野モータース・マニュファクチャリング・タイランド」(HMMT)を6月末に設立する、と発表した。製販分離により、完成車およびユニット事業の強化を図る。

新会社は、日野が80%、三井物産が20%を出資、資本金20億バーツ(約56億円)で設立する。HMTが行なっていた製造部門の事業を引き継ぎ、日野の完成車組み立てやユニット製造を行なう。

日野は、タイで大型・中型トラックを年間4000台(2002年度実績)組み立てているほか、小型商用車用のリヤアクスルの製造・販売を行なっている。新製造会社では、今年度中に新たに21.7億バーツ(約61億円)を投資し、ユニット事業の生産品目をデファレンシャルやフレーム、樹脂部品に拡大する。

製造部門分離後のHMTは、販売会社として存続し、7月1日付けで社名を「日野モーターセールス タイランド(HMST)」に変更する。これに伴い、日野は、現地持ち株会社、タイ日野モーターコーポレーション(THMC)が保有しているHMT株を引き取り、出資比率を34.1%から53.3%に引き上げる。

また、HMTに共同出資する三井物産も、出資比率を24.6%から42.3%に引き上げる。出資比率の変更により、 THMCは清算手続きに入る。

《編集部》

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