縄張りに侵入した者は敵---大学生襲撃の暴走族を逮捕

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自分たちが勝手に定義した縄張り内でバイクを乗り回したことを理由に、大学生3人に殴る蹴るの暴行を行ったとして群馬県警は23日、邑楽郡を拠点に活動する暴走族グループの少年9人を傷害容疑で逮捕したことを明らかにした。警察では他にも余罪があるとみてグループのメンバーを厳しく追及していく方針だ。

群馬県警・少年課、同・大泉署の調べによると、この9人は3月20日の深夜、邑楽郡大泉町でバイクに2人乗りしていた大学生に対して「俺たちの縄張りだ。誰の許可を得てバイクに乗っているんだ」などと因縁をつけ、角材などを用いて30分間に渡って殴る蹴るの暴行を行った。この際、うち1人が左手首などを骨折する重傷を負い、助けに入った友人を含む2人が軽傷を負った。

9人は邑楽郡や太田市を拠点とする暴走族グループのメンバーで、邑楽郡内を「自分たちの縄張りで、他のバイクはグループに無断で走ることができない」と勝手に定義。毎晩3人1グループで見回りを行い、エリア内に侵入してくるバイクを敵とみなして襲撃していた。警察に対しては「いきなり殴られた」、「カネを脅し取られそうになった」という通報が何件かあり、このグループが犯行に関与した可能性が非常に高いとみられている。

ただし、逮捕された少年は容疑を否認しており、警察では類似事件への関与の可能性も含め、逮捕した少年の取り調べを継続して続けていくとしている。

《石田真一》

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