【飲酒運転厳罰化の陰で】日本酒テイストのノンアルコール飲料登場

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【飲酒運転厳罰化の陰で】日本酒テイストのノンアルコール飲料登場
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ノンアルコールビールはもう珍しいものではなくなったが、世界中のありとあらゆる酒を求め続ける日本の市場はビールだけでは満足しない。ついには日本酒テイストのノンアルコール飲料まで造ってしまった。

それが『のんある代吟醸・宴会気分』という商品。石川県金沢市にある酒造メーカーの福光屋が手掛けたもの。酒造好適米の山田錦を使用し、精米歩合60%まで磨き上げるなどというところは正に吟醸酒。しかし、この商品では特殊な処理を施す独自製法でノンアルコールに仕立て上げた。

メーカーは「お酒を飲みたくても“今日は飲めない”人」、「お酒が苦手な人や、体の都合でお酒を飲んではいけない人」、「宴会の場で、ウーロン茶やジュースではもの足りない方」をターゲットに商品を開発したという。日本酒テイストだとはいうが、日本酒のような、カクテルのような、甘ったるい微妙な味わい。石川県内では現在この商品が大ヒットしている。今でこそ通信販売で買えるようになったが、発売開始直後は「限定品の大吟醸酒より仕入れが難しい」といった状況だった。

夜になると公共交通機関の使い勝手がとくに悪くなる石川県では飲食店を訪れる客の大半はマイカー利用だ。運転代行を頼んで帰るのが基本だが、そこまでお金をかけたくない、あるいは宴会の場を“盛り下げ”たくないという人がこの商品を積極的に選び、また飲食店もそれを予測して大量に仕入れたことが品薄の背景だったようだ。飲食店にとっても粗利が高い飲み物のオーダーが減るのは困る。そこでこうした商品を準備しておけば大丈夫…というわけ。

《石田真一》

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