【トヨタ『ラウム』発表】右側のセンターピラーも取り払えなかったの?

自動車 ニューモデル 新型車
【トヨタ『ラウム』発表】右側のセンターピラーも取り払えなかったの?
【トヨタ『ラウム』発表】右側のセンターピラーも取り払えなかったの? 全 4 枚 拡大写真

新型『ラウム』最大のウリはなんといってもセンターピラーを取り去ったパノラマオープンドアを採用したことにある。ここ最近、センターピラーの無い新型車がいくつか登場し、この構造にも目新しさを感じなくなってきたが、第2開発センターでラウムのボディ設計を担当した大塚晋グループ長は「他社のクルマには無い特徴がある」と説明する。

それはセンターピラーが無いのは助手席側に限られるということ。運転席側(車体右側)には従来どおりのピラーが健在だ。ラウムの場合、ドアの構造自体を強化してピラーを代替しており、開口部の外枠を強化する方式を選んだマツダ『RX-8』やホンダ『エレメント』とは一線を画する。

気になるのが「右側のピラーも取れなかったのか?」ということだ。これについて大塚さんは「実は右側もピラーレスにした方が車体設計は簡単だった」と説明する。片側のみピラーレスにしたところ実験でクルマの挙動が不安定になって直進できないという問題が浮上したという。片側ピラーレスとしたことで左右のバランスが悪くなったからだ。

もちろん、この問題はすでに解決しており、大塚さんは「今回の経験で我々は様々なデータを得ました。ピラーがあろうが無かろうがもう大丈夫」と太鼓判を押す。運動性能の点では取った方が楽だとしている右センターピラーが残った理由は単純で「運転席シートはタンブル構造にできないから、開口部を広げる意味が無かった」からだという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る