【トヨタ『ラウム』発表】デザイナーズトーク…最初はピラーレスじゃなかった!!

自動車 ニューモデル 新型車
【トヨタ『ラウム』発表】デザイナーズトーク…最初はピラーレスじゃなかった!!
【トヨタ『ラウム』発表】デザイナーズトーク…最初はピラーレスじゃなかった!! 全 3 枚 拡大写真

19日、トヨタ「デザイナーズトーク」が東京臨海副都心のMEGAWEBで開催された。第6回となる今回はインダストリアルデザイナーの山中俊次氏をゲストスピーカーとして迎え、ユニバーサルデザインを中心に、新型『ラウム』の担当デザイナーのこだわりや裏話などをユーザーと直に語り合った。

トークショーに参加したメンバーは浜田真司(グローバルデザイン企画室、デザイナーズトーク司会)、駒田一彦(デザインまとめ)、三杉研治(デザイン部、内装担当)、蓮井和彦(関東自動車デザイン部、外形担当)、加藤利枝(関東自動車デザイン部、カラー担当)、そしてリーディング・エッジ・デザイン代表の山中俊次氏の6名。山中氏は元日産自動車のデザイナーであり、先代ラウムを評価していたという。

トークはデザイナーが実車を使い、実際にユニバーサルデザインをラウムに取り入れたポイントについて、動きを交えながら説明する、という形で進行。また、開発段階で制作した使用シーンのイメージ映像に、デザイナーの家族が出演する、というまさに「ユーザー対話型」デザインであることを印象づけた。

「パノラマオープンドアですが、実は最初からピラーレスだったわけじゃないんですよ」と語るのはまとめを担当した駒田デザイナー。「ラウム開発には多くの試験者が参加しましたが、『どうしてピラーがあるの?』という声がありました。そこで私達は『ではピラーがないことがユニバーサルデザインなのか?』という疑問にぶつかったんです」

「そこで考えたのがピラーレス+助手席タンブルシートという組み合わせです。これがユニバーサルデザインの源になりました。いろいろな人が、いろいろなシチュエーションで使えること、それが大切なんです。私達は『ママの基地』なんて呼んだりしてます(笑)」と駒田デザイナー。

普段は見ることができないデザインの現場を身近なものにしてくれるこのデザイナーズトーク。デザインに興味のある方はぜひ参加してみてはいかがだろうか。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 電動モビリティ「ブレイズ」、名古屋本社で試乗体験会開催へ…新商品「スタイル e-バイク」も
  2. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  5. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る