荒っぽい運転でパトカーを振り切ったのは16歳の少女!! 逃走中の事故で重傷

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19日未明、山口県下松市内の国道2号線で、盗難届けの出ている乗用車が走っているのをパトロール中の下松署員が発見、追跡を開始した。乗用車は猛スピードで逃走したが、最後は他車との衝突事故を起こして停止。運転していた16歳の少女が逮捕されている。

山口県警・下松署の調べによると、事件が起きたのは19日の午前4時ごろだという。下松署・地域課のパトカーがパトロールしていたところ、広島県内で盗まれて盗難手配がなされているクルマを発見、停止を求めた。しかし、このクルマはその要請を無視するかのようにスピードを上げて逃走を開始した。発見した署員は単独での追跡は危険が伴うと判断。応援要請を受けた県警は逃走コース沿いにパトカーを配置し、容疑車両が通過した段階で追跡を開始するなどの作戦を立てた。ところが容疑車両は120km/hという猛ス
ピードで逃走を続け、交差点で安全確認のためにスピードを落とすパトカーとの距離は開く一方だった。

発見からおよそ10分後、容疑車両は信号待ちで停車していたクルマに進路を阻まれた。このため歩道に進入してさらに逃走を試みようとしたが街路灯に衝突。車体の右側部分が食い込んで動けなくなり、逃走劇は幕を閉じた。運転していた若い女性は胸などを強く打って重傷を負ったが、後の調べで岩国市内に住む16歳の少女と判明。助手席に乗っていたのは広島市に住む18歳の少女で、2人とも無免許だった。

警察の取り調べに対し、助手席にいた少女は「山口方面に遊びに行くためクルマを盗んだ。逮捕されるのが怖くて逃げた」と供述しているという。山口県警では「運転は非常に荒っぽく、まさか少女が運転しているとは思わなかった。容疑者とはいえ、追跡中に負傷させたのは痛恨の極み」とコメントしている。

《石田真一》

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