マツダは、排ガス中の粒子状物質(PM)と窒素酸化物(NOx)を大幅に低減する技術を採用したクリーンなディーゼルエンジンを開発したと発表した。このエンジンを小型商用車の『ボンゴ・バン』に搭載、実用化に向けた検証のため、モニター走行を22日から開始した。
今回開発したのは、直列4気筒、排気量2.0リットルのコモンレール式直墳ターボディーゼルエンジン。アテンザの欧州向けに搭載している「MZR-CD」エンジンをベースに、新開発のDPFを追加、エンジン制御系も改良した。これによって現行のボンゴのディーゼルエンジンと比べて、PMを75%、NOxを25%以上削減した。
モニター走行は、公道で実施する。車両はマツダで運用する以外に、日本通運に貸し出す。モニター走行は実際の路上での様々な条件下で各種のデータの収集により、実用化に向けた検証を行う。