【イクリプス2003夏モデル】CDをメモリースティックにリッピング
自動車 テクノロジー
カーナビ/カーオーディオ新製品

「カーオーディオは今後、CDとシリコンオーディオが主流になっていくのではないかと考えています。MDは現状をしばらく維持すると思われますが、家庭内にパソコンが普及し、CDを焼けるドライブが入ってきた状況を考えると、今後はゆっくりと衰退していくのではないでしょうか」と、『i-audio』の開発を担当したAVC本部・システム開発統括部の沢田輝さんは言う。
そうした現状を考慮し、i-audioではCD-Rだけではなく、反射率が低くて対応機種が少なかったCD-RWにも対応。MP3形式で収録された音楽データの再生も可能としている。
また、CD(WAVE方式)からATRAC3(MDLP)方式に変換するデコーダーも搭載しており、リッピングしたデータはマジックゲート対応のメモリースティックに収録し、そちらから再生もできる。ビットレートを小さくした場合、128MBのメモリーに最大260分もの音楽データを収めることができる。
筐体のカラーにはピアノブラックを採用しているが、これは「メタルカラーではないので、どんなクルマにも比較的フィットしやすく、しかも高級感がある」(沢田さん)からだそうだ。
《石田真一》