追い詰めたと思ったのに…。盗難車が渋滞を強引に突破

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31日午後、福岡県宗像市内の国道3号線で、パトカーに追われた盗難車が渋滞中の道路を強行突破し、クルマ17台と接触しながら逃走するという事件が起きた。接触に巻き込まれた25歳の女性が首に軽傷を負っている。

福岡県警・宗像署の調べによると、事件が起きたのは5月31日の午後2時30分ごろだという。宗像市野坂付近の国道3号線をパトロールしていた同署・地域課のパトカーが盗難届けの出されているナンバープレートを装着したクルマを発見。赤色灯とサイレンを使用した状態で追跡を開始した。

パトカーに追われたクルマは渋滞中の車列に進路を阻まれたが、上下線の間を強引に突破。渋滞で止まっているクルマと接触を繰り返しながら逃走を続けた。パトカーは車線を開けるようにアナウンスしながら後を追ったが、結局は逃げ切られてしまった。接触被害を受けたクルマの総数は17台で、25歳の女性1人が首などに軽傷を負った。

逃げたクルマは20代前半とみられる茶髪の男が運転しており、4月下旬に北九州市内で盗まれたナンバープレートが装着されていた。このことから盗難車であることを隠すため、別に盗んだプレートを付けて発覚を免れたものと推測できるという。警察では引き続き逃げたクルマの行方を追っている。

《石田真一》

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