午前3時出発に無理はなかったか---タケノコ狩りの4人死亡

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8日午後、北海道共和町内の国道5号線で、男性4人が乗ったワゴン車が大型トラックと正面衝突するという事故が起きた。ワゴン車の4人は全員死亡している。4人が一度に死亡する交通事故が道内で発生したのは昨年6月以来だという。

北海道警・岩内署の調べによると、事故が起きたのは、8日の午後1時55分ごろだという。共和町国富付近の国道5号線で対向車線側に逸脱してきたワゴン車と、37歳の男性が運転する大型トラックが正面衝突した。4人は病院に収容されたが、全身打撲や脳挫傷が原因で全員が死亡している。

現場は見通しのよい片側一車線の直線道路だが、警察の調べによるとワゴン車が走ってきたと思われるコースにはブレーキ痕が無かった。

事故に巻き込まれる形となったトラックの運転手も取調べに対し、「気がつくとワゴン車が自分の方に向かってまっすぐ突っ込んできた」と供述していることから、ワゴン車を運転していたドライバーが居眠りをしていた可能性が高いとみている。

ただし、車両の破損がひどいということもあり、現時点では誰が運転していたかは特定できていないようだ。

北海道内で4人が一度に死亡する交通事故は昨年6月に起きて以来、今まで約1年間発生していなかった。今回死亡した4人はタケノコ狩りのために午前3時に集合したというが、道警では交通事故が多発する夏に向け、行楽に出かけるドライバーに対して「疲れが生じにくい、無理のないスケジュールを」と呼びかけている。

《石田真一》

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