タイヤ切り裂いてスカッとさわやか!! ……常習男の呆れた供述

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大阪府警は9日、路上駐車されていた乗用車やバイクなどのタイヤをパンクさせていたとして、今年5月に窃盗容疑で逮捕・起訴されていた57歳の男を器物損壊容疑で再逮捕したことを明らかにした。約70件あまりの犯行を自供しているという。

大阪府警・平野署によると、今回再逮捕された男は以前にも路上駐車されたクルマのタイヤをパンクさせたことがあり、その際にも逮捕・起訴されて執行猶予付きの有罪判決も受けているという器物損壊の常習者。

直接の逮捕容疑は5月15日の未明、大阪市平野区にあるバイクショップ店頭の路上に置いていた原付バイク3台と自転車1台のタイヤをナイフで切り裂き、パンクさせたという容疑。

平野区内では路上駐車されているクルマやバイクのタイヤが鋭利な刃物で切り裂かれるというトラブルが頻発しており、警察が把握しているだけで100件を超えている。今回被害にあったバイクショップでは過去にも同様の被害を受けていることから、店頭に防犯カメラを設置。被害を受けた際には警察へビデオテープを提出していた。

5月20日、平野区内の釣具店で竿などを盗もうとして窃盗容疑で逮捕された男が、バイクショップが提出した防犯ビデオに犯行の一部始終を撮影された男と酷似していることが判明。逮捕された男が過去にも器物損壊で逮捕された前科があることから警察で追及したところ、男はあっさりと犯行を認めたという。

男が自供した件数は70件で、裏付けもほぼ取れる状態だという。自宅からは犯行に使ったと思われるナイフも見つかっているが、うち1本は万年筆の中にキリ状のナイフを仕込んだ特殊なものだった。

調べに対して男は「路上に放置されているクルマのタイヤを切り裂いてスカッとした気分になった。違法駐車は許されないことで、それを退治した自分は悪くない」などと開き直っているという。

《石田真一》

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