トヨタ、環境総合評価体制を強化---「エコバス」とは?

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車は、新たな環境評価システムの導入をい決定し、総合的な環境評価への取り組みを強化していくと発表した。

今回、導入を決定したのは「Eco-VAS」(エコバス)と称される新システム。車両の全開発プロセスを通して自動車の生産、使用、廃棄にいたるライフサイクルアセスメント(LCA)の考え方を踏まえた総合的な環境評価だ。

具体的には、車両開発責任者が企画段階で、担当車両の環境に関する負荷低減目標値を設定する。評価項目は使用段階の燃費、排ガス、騒音、廃棄段階のリサイクル性、環境負荷物質の削減に関する項目と生産〜廃棄にいたるライフサイクル全体で排出されるCO2。

また、各種環境データベースを活用できるように新たに構築するコンピューターネットワークによって、車両開発責任者や担当者が手元のパソコンで、開発プロセスでの目標達成状況を随時チェックでき、評価結果の確認、フィードバックを繰り返す。

エコバスは2005年から本格展開し、全ての新型車開発で企画段階から環境の総合評価を実施していく。

《レスポンス編集部》

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