バスと電車が次々に撃たれる---福岡で不気味な事件

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17日午後、福岡県福岡市の中心部でバス停に停車しようとした西鉄バス所属の路線バスが何者かに空気銃のようなもので狙撃されるという事件が起きた。翌18日には西鉄の電車を狙った同様の狙撃事件が発生しており、警察では両事件の関連を捜査している。

福岡県警・福岡中央署の調べによると、西鉄バスへの狙撃事件が起きたのは17日の午後7時30分ごろ、西鉄電車への狙撃事件が起きたのは18日の午後8時ごろだという。

午後7時30分ごろ、福岡市中央区渡辺通一丁目のバス停で、このバス停に停車しようとしていた西鉄路線バスの後部から「パーン」という乾いた音が響いたことに運転手が気づいた。バス停に止まってから車内を確認したところ、車体右側中央部分のガラスにヒビが入っており、中央部分に直径5〜6mm程度の穴が開いていた。

当時このバスには12人の乗客が乗っていたが、幸いにもケガはなかった。バスはこのバス停で運行を打ち切り、車庫に回送された。

翌18日の午後、バス狙撃事件の現場から南西に450mほど離れた西鉄大牟田線・平尾〜薬院駅間を走っていた電車の車掌から「何者かに空気銃の弾を打ち込まれた」と警察に通報が入った。

車掌室内からは空気銃用のBB弾と呼ばれるプラスチック製の弾丸1個が発見されたが、車掌は直前に車体へパシパシという音を立てて複数の何かが当たる音を聞いており、このうち1発がたまたま開いていた車掌室の窓から飛び込んだらしい。その際、車掌は開けられた窓とは反対側におり、ケガはなかった。

警察では二つの事件のいずれも軽犯罪法違反事件として捜査しているが、両事件の現場が隣接していることや、発生時間が酷似していること。バスと電車の違いはあるが共に西鉄の車両を狙ったものであることなどから、同一犯の可能性もあるとして調べを進めている。

《石田真一》

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