日産自動車は、「日産NPOラーニング奨学金制度」の第6期奨学生17人を決定したと発表した。23日から、スタートアップセミナーを開催する。
日産NPOラーニング奨学金制度は、NPO(民間非営利組織)の仕事を体験したい学生を公募・選抜し、同社が仕事の実績に応じて奨学金を支給するプログラムで、1998年から開始した。今回からは、関東及び関西の大学に募集を掲示するとともにインターネットを通じて第6期奨学生を募集した。
その結果、58大学から156人と過去最高の応募があった。日本の経済界で、カルロス・ゴーン社長が注目されているためと見られる。この中から、書類選考・面接で17人の奨学生を選出した。
今回、受入先のNPOは、環境、国際交流、文化、芸術、福祉などの分野の16団体で、学生用のプログラムに基づいて1〜2人づつ受け入れる。活動時間は上限300時間で、奨学生の活動実績をNPOの責任者が証明し、同社が学生に奨学金を支払う仕組み。