24日未明、兵庫県芦屋市内の新聞販売店から配達用のバイク9台が盗まれていることに店員が気づき、警察に届け出た。今月9日には姫路市内の新聞販売店からバイク24台が盗まれる事件も発生しており、警察では関連を調べている。
兵庫県警・芦屋署の調べによると、事件が起きたのは29日の午後9時から24日午前2時までの間とみられている。24日の未明、芦屋市公光町の新聞販売店に出勤してきたアルバイトの男性が駐車場にバイクを取りにいったところ、止めてあった9台全てのバイクが無くなっていることに気づいた。バイクは9台まとめて後輪に金属チェーンを巻いて保管していたが、駐車場には切断されたチェーンしか残されていなかった。
兵庫県内では新聞販売店をターゲットにしたバイク盗難事件が頻発しており、今月9日には姫路市内の新聞販売店から24台が盗まれるといった事件も発生している。海外への転売を狙った組織的な犯行と見られており、県警では大阪税関などにも依頼して不正輸出の摘発も目指しているが、今のところこうしたバイクは発見されていない。
警察では販売店に厳重な保管の徹底を要請しているが、根こそぎ持っていくだけに防ぎようがないといった状況にあるようだ。