酒気帯び観光バス、快速電車に突撃!?

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26日午後、広島県大野町でレストハウス駐車場に駐車されていたバスと、その横を走るJR山陽本線の普通電車が衝突。電車とバス双方の車体が破損するという事故が起きた。警察ではバスが線路に近づきすぎたのが事故の原因とみている。

広島県警・廿日市署の調べによると、事故が起きたのは26日の午後1時30分ごろだという。佐伯郡大野町鳴川にあるレストハウスの駐車場に福岡県のバス会社が所有する観光バスがバックで駐車しようとした。

運転手はそこで下がりすぎて、隣接するJR山陽本線の線路脇に設けられた空き地にまで誤って進入した。バスはその場で身動きが取れなくなり、運転手は救援を呼ぶためにレストハウスの方に向かっていたが、そこに岡山発徳山行き下り快速電車が衝突した。

電車は当時90km/h程度の速度で走行しており、運転士は急ブレーキを使用したが間に合わず、バスの後部をえぐるようにして破壊した。バスの乗客は全員下車しており、当時は無人。電車の乗客およそ120人にもケガ人は無かった。

警察の調べによると、バスは駐車場から5m程度も線路側に進入しており、明らかに異常な状態だったという。このため運転手のアルコール検査を行ったところ、呼気から酒気帯び相当量のアルコールが検出された。警察ではこの運転手を列車往来危険と道路交通法違反(酒気帯び運転)の各容疑で詳しい事情を聞いている。

この事故の影響でJR山陽本線は現場付近で1時間30分に渡って運転を見合わせ、後続の列車21本も部分運休し、約6300人に影響が出た。

《石田真一》

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