無料通行券など存在しない---日本道路公団が強制徴収

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日本道路公団(JH)は26日、従業員に対し「高速料金を払う必要はない」と命じ、実際に料金の不払いを続けてきた大阪府内の運送会社に対して強制執行を実施。同社の銀行口座から現金約27万円を差し押さえたことを明らかにした。今年3月には約366万円を差し押さえているが、現時点でも通行料の不払い金などが1000万円程残っているという。

JHによると、この会社は勤務する運転手に対して「高速道路の代金は支払う必要がないものだ」として、料金を払う意思が無いという主張を書いた無料通行券を料金所で提示していた。通行料金の不払い通行は昨年5月からの8カ月間で1083回に及び、総額は約1320万円にも達するという。

JHは再三に渡って請求を行ったが、会社は支払いを拒否。このため今年3月に強制執行を実施。同社の銀行口座にあった約366万円を差し押さえた。

今回の強制聴取は2度目になるが、会社は意図的に口座から現金を引き出していたとみられ、残っていたのは約27万円だった。JHでは残る1000万円あまりの請求を今後も続けていく方針だが、無料通行券を巡る問題は全国で頻発しており、「無料通行券なるものは存在しない」と今後も積極的にアピールしていく方針だ。

《石田真一》

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