車線規制は目に入らなかった? 警察車両にトラック突っ込む

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6月30日午後、愛媛県西条市内の松山自動車道上り線・飯岡トンネル内で事故の実況見分を行っていた愛媛県警・高速隊の捜査車両に、38歳の男が運転するトラックが追突するという事故が起きた。

この事故で通行規制の合図を送っていた高速隊所属の42歳巡査長が逃げ遅れて軽傷、トラックの運転手が左腕の骨を折る重傷を負った。警察ではトラック運転手の前方不注意が事故の原因とみている。

愛媛県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは6月30日の午後1時40分ごろだという。高速隊が松山自動車道上り線・飯岡トンネル入口付近で同日午前に発生した死亡事故の事故検分を行っていたところ、通行規制を行っていた側の車線にトラックが侵入してきた。高速隊に所属する42歳の巡査長は旗を振るなどして回避を求めたが、トラックはそのまま捜査車両2台に追突。うち1台は横転して通行可能だった側の車線も塞いでしまった。

この事故で巡査長が逃げ遅れ、追突車両でひじを打つなどして軽傷。トラックを運転していた38歳の男は左手首の骨を折る重傷を負った。この事故で、現場付近は2車線とも使用不能となり、松山自動車道の上り線はいよ西条インターチェンジ(IC)〜いよ小松IC間で同日午後2時から同4時半まで通行止めになった。

警察ではトラックを運転していた男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕し、前方不注意についても事情を聞いている。

高速隊の捜査車両は同日午前11時40分に発生した単独死亡事故の実況検分を行っており、事故当時は片側2車線のうち1車線分を500mに渡って閉鎖していた。高速隊では車線規制の状況などについて、現場に立ち会っていた警察官や公団職員からも事情を聞いている。

《石田真一》

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