【新聞ウォッチ】ヤマハ発動機、初の「技術説明会」に燃料電池二輪車を発表

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年7月3日付

●上半期米新車販売、トヨタ、ホンダ過去最高(読売・8面)

●日産、欧州に2車種投入へ(読売・8面)

●過労を「満載」事故招く一因、睡眠細切れ、交代なく、飛ばすトラック、業者増え仕事奪い合い(朝日・3面)

●燃料電池で50ccの走り、ヤマハ発が開発(朝日・11面)

●トヨタ、広州汽車と提携交渉(毎日・10面)

●無限巨額脱税、関係会社解散図る、本田社長ら証拠隠し狙い?(毎日・26面)

●道路公団敷地で自殺、別納業務の組合理事長、徴収料金の上納滞り(毎日・27面)

●上海GMが増産、300億円投資、能力倍増めざす(日経・13面)

ひとくちコメント

ヤマハ発動機がメタノール水溶液を化学反応させておこす電気エネルギーでモーターを動かす「燃料電池」のオートバイを開発し、試験コースで走行実験中であることを明らかにした。きのう都内のホテルで開かれたアナリストやマスコミ関係者を対象にした「技術説明会」の席で発表したもので、きょうの日経など各紙が取り上げている。

ただし、実用化に向けた大きな課題はコスト。ヤマハの50ccスクーターの中心価格は10万円前後。燃料電池二輪車は触媒に使う白金など高価な部品や素材を使うため、「現在の技術だと1台1000万円程度」と朝日は具体的な価格に触れている。

同社がこの種の「技術説明会」を開くのは初のケースだが、会場では、メインの二輪車、マリン事業や産業用ロボット、ユビキタスなどの新規事業の取り組みなどを詳しく説明していたが、マスコミ報道は話題性のある燃料電池が中心となった。

《福田俊之》

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