気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年7月4日付
●過労が招く惨劇、大型トラック事故、2週で死傷40人超、バイト疲れ? 渋滞に突入(読売・3面)
●車上狙い解錠2秒、ドライバー1本、17都府県で5000万円(読売・39面)
●日産、フォークリフト10年ぶり改良(朝日・8面)
●1000人にDM、大田市長が売り込み「富士重レガシィ買って」(毎日・27面)
●無限社長、容疑否認「内容確認せず書類にサイン」((産経・30面)
●名鉄「無免許」を役員放置、路線バス無免許隠ぺい事件(東京・28面)
●マツダ、いすゞから小型トラック、完成車をOEM(日経・1面)
●住友ゴム、アジア拠点増強、タイヤ生産、100億円投資((日経・13面)
●広州汽車、トヨタとの交渉認める(日経・13面)
●環境ブランドイメージ、トヨタ4年連続首位、日経BP社調べ(日経・13面)
●トヨタ、燃料電池車きょう再納入(日経・13面)
ひとくちコメント
富士重工業の企業城下町として知られる群馬県太田市の清水聖義市長が、この5月に発売したばかりの新型「レガシィ」のカタログに自分の推薦文を同封して、知人ら1000人にダイレクトメールを送っていたことが明らかになった。きょうの毎日が社会面で取り上げている。
記事によると、推薦文は「どんな車かはやく乗ってみたい」で始まり、自ら市内の駐車場を調べたところ、スバル車が少なかったとし、「地元なのだから30%ぐらいにならないといけない」などと記されているという。
太田市では富士重工の群馬製作所がある東本町1の1番地を「スバル町」に町名変更するなど、市、町ぐるみでスバルのブランド育成に力を入れている。また、販促には市役所の秘書部門を動員させる考えを示しているという。
だが、市民には選択の自由もあり、市長の過度の“トップセール”が逆に“癒着”とも取られかねないで反感を呼ぶことも予想される。