交通量が少ないから信号を守らない---危険運転容疑を適用

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北海道警は3日、無免許状態で飲酒運転を行い、さらには赤信号を無視して交差点に進入し、バイクを運転する男性をひき逃げして死亡させた24歳の男に危険運転致死容疑を適用し、同日までに送検したことを明らかにした。男は「無免許と飲酒運転がばれるのが恐ろしくて逃げた」と供述しており、この身勝手さが悪質と判断された。

北海道警・(札幌)東署の調べによると、この事故は6月13日の未明に発生している。同日の午前0時15分ごろ、札幌市東区北34条東1丁目付近の国道274号線の交差点で、乗用車が赤信号を無視して進入し、進行中の37歳男性が運転するオートバイと出会い頭に衝突した。男性は転倒した際に頭を強打し、外傷性ショックが原因で死亡している。

クルマはそのまま現場から逃走したが、目撃されたナンバープレートのクルマを同日午前に北区新琴似の市道で発見。運転していたとみられる24歳の男を道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で緊急逮捕した。

男は取り調べに対し、ひき逃げの事実を認めた上で「無免許運転と飲酒運転が発覚するのを恐れて逃げた。交通量は少ないと思っていたので、信号を無視しても事故を起こすとは思わなかった」などと供述していた。

警察では捜査を行ってきたが、男が無免許でありながら日常的にクルマを運転していたことや、事故を起こす以前にも飲酒運転を行っていた可能性が高いこと、信号を無視することに何のためらいも持っていないことなどの点を「悪質」と判断。信号無視によって引き起こされた事故に比重を置いて危険運転致死容疑の適用を決めたという。

《石田真一》

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