【VW『トゥアレグ』日本発表】『カイエン』との違いはどこにある

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【VW『トゥアレグ』日本発表】『カイエン』との違いはどこにある
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VW『トゥアレグ』にはメーカー違いの兄弟車が存在する。ポルシェ『カイエン』がそれだ。エクステリアデザインは全く違い、搭載されるエンジンも異なるが、プラットフォーム自体はほとんど同じとも伝え聞く。

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実際にはどのような違いがあるのだろうか。フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(VGJ)のマーケティング部の加藤久則さんは「エクステリアやインテリアが全く異なるのは当然です。プラットフォームは同じものを採用していると言われますが、あちらはボディに補強を施しているようで、設計速度が違うと聞かされています」と説明する。

トゥアレグの場合、設計時に想定した最高速度は270km/hとなっている。実際にはV8エンジン搭載車でも220km/h程度が最高速度となるため、これでもオーバースペックだといえる。しかし、ポルシェでは設計速度を300km/hとしており、さらに大きなパワーを受け止める補強を加えてあるというのだ。

プラットフォームの設計と生産技術についてはVW側が担当し、大量生産も可能な生産方式のノウハウを伝えたと言われている。逆にポルシェは足回り技術をVW側へ伝授したようだ。トゥアレグで採用されているアイシンAW製6速ATや、4Xモーションと呼ばれるセンターデフ式の4WDシステム、ブレンボ製のブレーキなどはポルシェ色が強い。

気になるのは部品の共有率だが、生産工場もそれぞれ独自のものを使っており、現段階でこれをまとめたデータは存在しないという。しかし、エクステリア、インテリアともに異なり、搭載されるエンジンにも差異がある以上、その比率は意外に低いのかもしれない。

《石田真一》

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