漫然運転のパトカー、女性をはねて重傷を負わす

自動車 社会 社会

10日午後、奈良県吉野町の県道で、奈良県警・吉野署の地域課に所属する50歳の巡査長が運転するパトカーがカーブを直進して路外に逸脱。歩道を歩いていた79歳の女性をはねるという事故が起きた。女性はこの事故で肩の骨を折る全治2カ月の重傷を負っている。警察では巡査長が漫然運転をしていたことが事故の原因とみて調べを進めている。

奈良県警・吉野署の調べによると、事故が起きたのは10日の午後3時30分ごろだという。吉野町吉野山の県道を同署・地域課に所属する50歳の巡査長がパトカーで巡回していたところ、右カーブをそのまま直進して路外に逸脱。道路左側の民家のブロック塀に衝突した。事故当時、この家に住む79歳の女性は外に出ていたが、パトカーはこの女性にも接触。女性は転倒した際に肩を強打し、肩や腕の骨を折る全治2カ月の重傷を負った。

巡査長は警察の取り調べに対して「ボーッとしていた。気がついたら壁にぶつかっていた」と供述しているという。警察ではこの巡査長が前方不注意状態にあったか、何らかの原因で漫然運転をしていた疑いもあるとして、業務上過失傷害で調べを進めていくとしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  2. コンパクトカーやミニバンにも対応! ソフト99の布製タイヤチェーン「モビルシュシュ」普通車サイズを拡充
  3. “変な”ジャパンモビリティショー2025、失望と希望…海外報道
  4. 日産のピックアップトラック『ナバラ』が新型に、三菱『トライトン』と基本共用…フロントは専用デザインに
  5. 『ハイエース』ベースのキャンピングカー「ネクストアーク」、398万円で限定5台販売へ…お台場キャンピングカーフェア2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る