女子高校生8人を直撃---アクセルとブレーキ間違える

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15日午前、鹿児島県国分市内の市道で、雨でスリップしたクルマがスピンしながら歩道に突っ込むという事故が起きた。現場付近を歩いていた近くの高校に通う女子生徒8人が重軽傷を負っている。警察はクルマを運転していた22歳の男を業務上過失傷害の現行犯逮捕している。

鹿児島県警・国分署の調べによると、事故が起きたのは15日の午前9時10分ごろだという。国分市中央1丁目付近の市道を走っていた乗用車が雨で濡れた路面にスリップしてコントロールを失い、スピンしたままの状態で歩道に突っ込んだ。

乗用車は路面と歩道の段差(約20cm)を乗り越えて歩道内に進入。クラス対抗競技のために市総合体育館に向かっていた市立国分中央高校1年生の列を直撃した。この事故で後方からクルマに突っ込まれた女子生徒8人が転倒。うち1人は頭を強打した際に頭蓋骨を折る重傷。他の7人も打撲などで全治2週間程度の軽傷を負っている。

警察ではクルマを運転していた22歳の男を業務上過失傷害の現行犯逮捕し、事故発生当時の詳しい事情を聞いている。取り調べに対し、男は「クルマがスリップしたため、姿勢を直そうとしたが、その際にアクセルとブレーキを踏み間違えてしまったらしい。直後にスピン状態となり、どうすることもできなかった」と話しているという。

男は深夜勤務のアルバイトを終えて帰宅する最中で、漫然運転を行っていた可能性もあるとして、さらに調べを進めていく方針。

《石田真一》

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