トレーラーは止まれても……27トンが運転席直撃

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15日早朝、兵庫県川西市内の国道173号線で乗用車と大型トレーラーが衝突し、トレーラーの荷台に積まれていた鉄板27枚が落下するという事故が起きた。落下した一部の鉄板はトレーラーの運転席を直撃し、運転手が壊れた運転席に挟まれて重傷を負っている。

兵庫県警・川西署の調べによると、事故が起きたのは15日の午前6時30分ごろだという。川西市山下町付近にある国道173号線の交差点で、63歳の男性が運転する大型トレーラーと、40歳の男性が運転する乗用車が出会い頭に衝突した。

衝突の際、トレーラーの荷台に積んであった鉄板27枚(長さ6m×幅1.5m、1枚あたりの重さ1.5トン)が落下。このうち18枚はトレーラーの運転席を直撃。残る9枚は路上に滑り落ち、対向車線で信号待ちしていた乗用車の横をかすめ、衝突した乗用車の脇に落ちて散乱した。

鉄板の直撃を受けたトレーラーの運転席部分は押し潰され、運転手が一時車内に取り残された。運転手は2時間後に救出されたが、両足の骨を折る重傷を負った。この事故を処理するため、現場付近は約4時間に渡って通行止めとなっている。

現場は信号のある見通しの良い交差点。右折しようとしていた乗用車に、直進していたトレーラーが衝突したとみられている。トレーラーは乗用車を避けるために急ブレーキを使用したが、鉄板を結束していたワイヤは慣性を抑えきることができず、勢い余って運転席を直撃したようだ。

警察ではトレーラーに積載されていた鉄板の総重量が最大積載量をオーバーしていた疑いもあるとして、運転手の回復を待って事情を聞く方針。

《石田真一》

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