ストライキの失敗に揺れるドイツ最大の労組IGメタル

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6月に、旧東ドイツ地域で、「週35時間労働」の時短要求を掲げ、4週間にわたるストライキを行ったドイツ最大の労働組合IGメタル(金属産業労働組合)が揺れている。

6月のストライキにより、自動車メーカーのBMWやフォルクスワーゲンなどが、生産中止にまで追い込まれたものの、メーカー側は強硬姿勢をとり続けたために、ストライキは中止。IGメタルは、50年ぶりの歴史的な敗北を喫することになった。

その結果、IGメタルは、深刻な内部分裂の危機に瀕している。6月のストライキ継続を主張したIGメタル副委員長のユルゲン・ペータース氏は、10月に次期委員長に就任する予定だったが、これに異議を唱える声が、同労組内で、相次いであがっているからだ。

この事態を収集するために、10月に予定されている役員改選の前に、ペータース氏を次期委員長として認めるかどうかの会議を8月末に開催することを決定した。強力な労働組合を特色とするヨーロッパの労使関係も、徐々に変化を迎えつつあるようだ。

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