国土交通省は、運転手が事故寸前で回避できたなどの事例(ヒヤリハット情報)の収集・活用マニュアルを作成した。今後、トラック・バスやタクシー事業者に配布し、事故防止に活用してもらう方針だ。
マニュアルでは「ヒヤリハット情報の申告は優秀な運転者の証明であり、申告した運転手に不利な扱いをしない」といった実務上の注意点とともに、ヒヤリハット情報を共有してグループ討議し、リスクや頻度の高い情報から優先的に対策を行うなどの工夫が記載されている。
国交省がマニュアルを実際に試してもらったところ「裏道の交差点で歩行者や自転車と接触しそうになった」、「交差点直前の急な車線変更や割り込みで接触しそうになった」などの事例が目立ったという。