阪神高速での偽札は090金融業者が発行!?

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大阪府警は24日、今年6月に阪神高速道路の7料金所などでそれぞれ1枚ずつの偽1万円札を使ったとして、45歳の男を偽造通貨行使の容疑で、この男にカラーコピー機で作った偽札を渡して使うように強要していた28歳の自称金融業の男を偽造通貨交付容疑で23日までに逮捕していたことを明らかにした。

偽札を作った男はいわゆる「090金融」を営んでいたとみられ、返済が滞った男に対して「偽札を使ってカネを作れ」と脅していたという。

大阪府警によると、阪神高速の料金所で偽1万円札が使用されたのは今年6月6日と7日の両日で、最初に発見されたのは堺市内の三宝料金所だった。

6月6日の午後8時30分ごろ、この料金所を利用した男が通行料金を1万円札で支払った。料金所の収受員は紙幣の手触りがおかしいことに気づいたが、男はお釣りを受け取ると猛スピードでその場を離れていった。収受員が受け取ったのはカラーコピー機などで作ったとみられるすかしのない偽造1万円札で、後に他の料金所でも6枚が発見されていた。

さらに奈良県内の4カ所でも同様の偽1万円札が使用されており、こちらは6月6日から10日までの間に各日1枚ずつが発見されている。券面の記号は大阪で見つかったものと同じ「VV804124V」だったが、使った男は大阪が40〜50歳代、奈良は30歳前後の若い男とされており、同じ偽札を2人の男が使っている可能性が高くなった。

警察では料金所に設置されているナンバー読取装置の記録から、大阪で偽札を使用したのは岸和田市に住む45歳の男とほぼ断定。任意で事情聴取していたところ、意外な実態が明らかになった。

この男はいわゆる「090金融」を営む自称金融業の男から借金をしていたが、1日8000円という高利子のために返済が出来なくなった。これを男に告げると「これで1000円以下の買い物をしてこい。受け取った釣りのうち8000円を利子相当分としてもらう。残りは手間賃だ」と偽の1万円札を渡されたらしい。

阪神高速の料金所で使えることが証明されると、男は「それならば俺も使う」と奈良県へ進出。ほぼ同じタイミングで2人が使用していたらしい。

警察ではこの男を偽造通貨行使容疑で逮捕するとともに、偽札を作り出した28歳の男も偽造通貨交付の容疑で逮捕した。警察の調べに対して男は容疑を全面的に否認。偽札を使った男のことも知らないと供述しているようだ。

警察では男を厳しく追及して偽札の製造方法を解明するとともに、今後は090金融を営業していた出資法違反容疑でも取り調べを進めていく方針。

《石田真一》

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